おバカで、ごめんね。
第8缶
いつものように仰向けになってくつろぎながら、近づく飼い主を逆さまに睥睨するひなたである。
ひなたのアクセサリー。赤い皮の首輪は1歳になった頃ペットショップで購入したもの。その後後継品を探し続けているが、これに勝るものが見つからない。魚のペンダントには名前と連絡先電話番号(もちろん飼い主の電話だ)をわたしがリューターを使って彫り込んだ。下のネックレスは女房が自分のアクセサリにパーツと、ペットショップで購入したアルファベットブロックを組み合わせて作った。
お風呂あがり。プルプルと水気を切っているところ。なんだか別の生き物のように情けない姿である。ひなたは大多数の猫同様、水が大嫌い。当然お風呂もシャワーも大嫌い。身体に水がかかると、この世の終わりのような声で叫び、逃げまどい、ときどきオシッコをもらす。それでも子供のときよりは慣れて、飼い主がお風呂に入っていると、バスタブの縁まで様子を見に来たりするようになった。そのうちお風呂に浸けてやろうと狙っている。
お日様いっぱいになった飼い主のベッドにやってきて、仰向けで寝そべってお休み中。こんな様子を見ると、仕事で緊張しきった気持ちが一気にほぐれてグニャグニャになる。良いのか悪いのか。まあ、ひなたは何も考えちゃいないんだが。