わたしは猫が大好きだ。大好きどころか偏愛している。子供の頃から生き物好きだったが親が生き物嫌いだったので、猫やら犬やら拾ってきては裏山に家を造って密かに飼った。大学に入って井の頭公園そばでアパート暮らしを始めてからは、堂々と猫と同居した。でも長年寄り添った黒猫は、わたしのベッドの下で子猫を生み、その子猫を里子に出そうと画策した途端、それを察知したかのようにまだまともに歩けもしない子猫を連れて家出してしまった。とても悲しかったが、猫の本能に敬服もした。というわけで、こんなもの誰も見たいとは思わないだろうが、自己満足の猫の部屋である。始末に負えない自己満足に溢れかえったこんなページが、WEBの世界には掃いて捨てても間に合わないほど存在することなんてわかってる。わかっていながら、作らせてくれよう。 ほんとに、おバカでごめんね。
折に触れ撮影した愛猫ひなたの写真集。親馬鹿もここに極まっているが、眺めてやろうかとお考えの方に向かっては、覗いたらあまりの親馬鹿ぶりに胸が悪くなるかも知れないとお断りするくらいの平常心はなんとか保っている。本猫をご存じの方、あるいは猫好き、あるいは飼い猫にまで興味があるという大串マニア以外には、オススメしない。
これまで15年近くにわたってコツコツ収集してきた猫関連のコレクションの写真集。上に挙げた奇特な方々および小物収集癖のある方以外にはおもしろくもなんともない。